DTM修行(10) … ポップスの編曲と打ち込み(番外編)

これまで購入したソフト音源で音を出していないものを出してみようとDTM修行を続けてきましたが、購入したもののまだ使っていないソフト音源がありました。

まずは、「MODO BASS」と「MODO DRUM」。
YouTubeの解説動画などで、設定は多そうだがそのまま使ってもリアルで良さそうと思い、セットで購入していました。

そして、Sample Modelingの「The Trumpet 3」と「The Trombone 3」。
これまでAudio Modelingの金管楽器のソフト音源の音の立ち上がりがどうしてもフワッとしてしまう問題がスッキリせず、入れ替える候補として購入しました。

今回も「Alice In Wonderland」のアレンジで、と思っていたのですが、
先日、江頭2:50さんのYouTubeチャンネルの登録者300万人カウントダウン生配信をたまたま見たところ、
最後の方でシュノーケルの西村晋弥さんが弾き語りで初披露されていた「ATAOKA300万人!!」という曲が良い曲だったので、
今回は番外編、この曲に他のパートを打ち込みで入れてみました。

原曲はこちら。(動画全体は長いですが、リンクは3分半ほど曲の始まるところです。)

他のパートを打ち込んで見た結果はこちら。

編成はと使用したソフト音源は以下の通り。

Vocal, Guitar(元動画の音をそのまま使用)
2 Trumpets, Tenor Sax, Trombone
Piano, Bass, Drums

Sample Modeling The Trumpet 3
Audio Modeling SWAM Tenor Sax
Sample Modeling The Trombone 3
EXS24 Steinway Grand Piano 2
MODO BASS (’60s P-Bass) … デフォルトから5弦に変更。D.I.とチューブアンプの音を半々に。
MODO DRUM (ROCK CUSTOM)

作業としては、以下の通り。

(1) 元動画の音を取り込む

YouTubeの動画の該当箇所の音を切り出しLogicで読み込む。
(私の通常の編曲作業は、原曲をラフに楽譜に起こしてFinaleに手入力するところから始まるが、今回はFinaleを使わず、初めてLogicのみで完結させることに。)

(2) 拍・テンポの調整

大体のテンポ(BPM160くらい)を設定した後、Logicの「スマートテンポ」機能を使う。
(手動の微調整は殆どいらない程度に正確に拍を認識出来ていました。)

(3) 曲の構成を把握

ざっと曲を聴いて曲の構成を把握し、
イントロ、Aメロ、Bメロ、Cメロ(サビ)、Dメロ(大サビ)
など、曲の構成要素を切り分けてマーカーを入れていく。

(4) 曲の構成要素毎にPiano, Bass, Drumsをアレンジ

VocalとGuitarが既に録音されているので、
それに噛み合うように曲の最初から順にイントロ・Aメロ・Bメロ…と構成要素毎にアレンジ。

作業が2コーラス目に入ってもやることは同じだが、
(Vocal+Guitarの段階で)1コーラス目と微妙に違う箇所があるので、
1コーラス目の素材を使う際には注意して確認。
(微妙に違う箇所は、1コーラス目のフレーズをコピペして聴けば、違和感が出るので分かる。)

Drumsは拍頭や小節頭のアクセントが強くなるようにベロシティを強くした程度。
Bassは2回目のAメロでスライドを使った程度で他はベタ打ち。
Pianoは一部リアルタイムで弾いて入れようとして直ぐ断念。クオンタイズ。ベロシティは手引き以外は(Guitarで埋まっているから平気かと思い)完全にベタ打ち。

(5) 2 Trumpets, Tenor Sax, Tromboneをアレンジ

歌の間を縫うようにフレーズを組み立てる。

1st Trumpetのフレーズをピアノロールにポチポチ入れてから、Breath Controllerでニュアンスを付けて確認。
2nd Trumpet, Tenor Sax, Tromboneに音をコピペし、Breath Controllerでニュアンスを付け直す。
ユニゾンで物足りなければ、ハーモナイズ。

Sample Modelingの「The Trumpet 3」「The Trombone 3」は、音の立ち上がりがしっかりしていて優秀。
(Audio Modelingのソフト音源だと、この立ち上がりを作る為に試行錯誤した結果、最終的に上手くいかなくて妥協することもあるので。)

キースイッチでアーティキュレーションを細かく指定できるが、今回はshort fallのみ指定。

(6) ミックス

ホーンセクションのパンを振り、全体の音量バランスを整える。

Vocal & Guitarのトラックの元にした動画がライブ配信だからなのか、録音レベルが曲が始まって暫くしたら小さくなっていたので修正。
2コーラス目のAメロをVocalとGuitarだけになるようアレンジしたので、それに合うようにその箇所のVocal & Guitarのトラックの音量を小さくし、Aメロ9小節目からBメロにかけて音量を戻すよう修正。

今回は、アレンジ自体も全てLogic上で行ったので、時間がかかりました。

…が、とりあえずデモ音源としては、このぐらい出来ていれば充分では無いでしょうか?
(…まだ足りないでしょうか?)

ピアノロールでコードの流れを把握するのがかなり難しく感じました。
今回は比較的シンプルな内容なので何とかなりましたが、
1つのコードの中で複数のラインを動かすときに、それがOKかどうか判別するのには、やはり楽譜で視認できる方が効率的な気がします。
再生して確認する際は決まった時間が掛かりますが、楽譜を目で追うのであれば2倍速以上でもいけますからね。
(…慣れればピアノロール表示でも同じように音を視認出来るのでしょうか?)

不慣れな作業で難しかった一方、
Logic上でのアレンジ作業は(デモ音源としての)完成形を直接触っているので、
Finaleでの作業で行っている「実際にはこうなるだろうな」という脳内補完をしなくて良いのは良い点でもあります。

Finaleで編曲するか、Logicで編曲するか、
道具を変えると、編曲の方法(捉え方や考え方)が変わりそうだと思っていましたが、
実際にLogicで編曲してみて、それを実感しました。
これから編曲をする上で色々なケースを考えると、
最終的にはLogicのみでアレンジ作業を完結できるようにもしておきたいところですが、
その為にはもう少し修行が必要なようです。